お陰様で5月で13年目を迎えるタイミングで、Kisuiオリジナルよもぎ燻しの完成のお知らせのご案内をさせていただきます。
今回のお披露目に向けて、
Kisuiこだわりのよもぎ燻しの準備を着々と進めてきました。
煙は、その昔神と通じるためのものとされ、今では香水の意味で使われている「パフューム」とは、ラテン語で「煙によって神と通じる」という意があるのだと、とある講座で学びました。
単なるリラクゼーション、民間療法の域を超える可能性を強く感じたこの煙によるセラピーを完成させるため、素材から一つ一つ選び抜いて作ってきました。
私が特にこだわったのは、触覚、皮膚感覚に訴えるものづくりです。
長文となりますので、
ご興味をお持ちの方は読み進めていただけたらと思います。
椅子の素材に選んだのは、「杉」。
杉は日本の固有種だということをご存知でしたでしょうか。
学名の(Cryptomeria japonica)クリプトメリアヤポニカは、隠れた日本の財産という意味があります。
百年杉と呼ばれる樹齢100年近い杉の中でも特に価値の高い赤身と呼ばれる部位のみを使用しました。
特許を取得している低温乾燥の技術で仕上げられた木には、精油成分がたっぷりと含まれていて、しっとりとした柔らかな肌触りとその香りの良さは、安さ早さを追い求めて市販される杉材とは全くの別物だということがきっとお分かりいただけると思います。
すべてはこの杉に出会ったことでよもぎ燻しの椅子作りがスタートしたのでした。
マントも新たに作り直し、京都まで出向いて選んだ肌触りの良いヘンプシルクの生地を一枚一枚手作りしていただきました。
日本でも1万年前から暮らしの中で活躍してきたヘンプ(大麻)。
しなやかで強く、調湿性があり暖かく、抗菌・消臭効果も持ち合わせている優れた素材で、よもぎ蒸しにもよもぎ燻しにも最適です。
そこに今回シルクを入れたいと思ったのは、
シルクは人間の皮膚と近いタンパク質を持ち合わせており、皮膚との境を感じさせない肌馴染みの良さを感じられるからです。
また、ヘンプのみでは寒い時期少し冷んやりする感じがありますが、シルクが入ることで温かさが加わり、温度差からの刺激ストレスが抑えられるのです。
皮膚というのは非常に敏感で、
常に周りの温度、空気中の物質、肌に触れるものを瞬時に感じ取っています。
昔からアトピー性皮膚炎の痒みに悩まされ、大人になってからも手湿疹に何年も悩まされてきた私は、普通以上に触覚に対しての敏感さを持ち合わせています。
空気中の花粉や大気汚染に晒され、
家の中でもビニールコーティングされた壁や床に触れ、木があったとしても木が呼吸できないウレタン加工をされていたり、
衣服は、化学繊維や防水UV加工されたものを身につけるなど、
皮膚にとって、常に非常事態を感じています。
そのような状態で身体は正常な生理活動が保てるでしょうか。
生まれたままの姿で受けられるよもぎ燻し「煙のセラピー」は、その効果を十分に享受して頂けるよう、完全に自然であることを目指しました。
そして、これからも皆様のご感想を通してより変化させていきたいと思っています。
細部にまで心を配ったこのよもぎ燻し、煙のセラピー。
ぜひ皆様と皆様の周りの方々にも体験していただきたいと思い、
お一人様の料金(8,800円)で、皆様の大切なご友人、ご家族様などお一人様ご招待という企画を思い付きました。
13年目の5月限定のスペシャルメニューをぜひ大切な方とお二人でご一緒にお試しください。
尚、お一人様でいらしてくださった方にも同料金となりますが大変ご満足いただけました。
お一人の場合には、ベッドにてゆっくりとリラックスして頂けるよう丹田温灸のお時間をご用意しております。
詳しい空き情報をお希望の方は、お気軽にお問い合わせください。